米国市場概況
米株は高安まちまち。
— ぽろ (@champoro1) 2023年9月7日
新規失業保険申請件数が4週連続で市場予想を下回り、FRBの利上げ長期化懸念が強まった。中国政府のiPhone使用制限の拡大報道でAppleとサプライヤー関連株が下落した。
ハイテクに売りが強まりナスダックは4日続落。
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更なる米中報復合戦が警戒されている。
— ぽろ (@champoro1) 2023年9月7日
原油価格はこの日は上場一服。中国8月の貿易統計の不振が重荷に。米エネルギー情報局の週間石油在庫統計では原油とガソリン在庫が市場予想以上に減少して買われる場面もあった。
金利は低下して終えた。NY連銀のウィリアムズ総裁の発言が警戒感を後退させた。 pic.twitter.com/BQeLKeDivR
相場へのコメント
ダウは反発したが、S&P500とナスダックが続落した。
寄り付き前の新規失業保険申請件数は予想を下回った。
これで4週連続で予想を下回ったことになる。
労働市場ひっ迫が緩んだとする他の経済統計と齟齬も感じるが、失業保険継続受給者数も予想を下回っている。
これでこの日もFRBの利上げ姿勢が懸念されるかと思ったが、NY連銀のウィリアムズ総裁が「データ次第」という従来の慎重姿勢を見せたことから終値での10年債利回りは前日より低下した。
原油上昇も一服。
米エネルギー情報局(EIA)が7日発表した週間の石油在庫統計では、原油とガソリンの在庫が市場予想以上に減少した。
これ自体は原油の買い材料だが、アジア時間の中国貿易統計の内容や前日までの上昇の利益確定で反落となった。
前日に悪材料となった中国でのiPhone使用規制の存在感が大きくなっている。
利用規制の組織が拡大するとの解釈が広がっており、この日はAppleに限らずiPhoneサプライヤーにも売りが広がった。
Appleは中国では比較的優遇されていたと見られていたが、今回規制の対象となった。
アップル以外の米国企業への規制拡大も懸念されている。
また米国が報復措置を取ると、更に米中間の対立が深まる点もハイテク全体の重しとなっている。