ぽろの投資日記【相場コメント】

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2023/07/14【米国市場】ミシガン大学消費者態度指数が市場予想を大幅に上回る 2Q決算が本格スタート 来週は水曜にテスラ、ネットフリックス

米国市場概況

 

 

 

相場へのコメント

 

ミシガン大学の7月消費者態度指数(速報値)が72.6と市場予想(65.5)を大幅に上回り、1年先の予想インフレ率が3.4%と6月(3.3%)から小幅に上昇したことがサプライズに。

この週はCPIとPPIでインフレ鈍化の雰囲気から株価が上昇していたが、この指標を受けて金利高ドル高となった。

 

この指標自体の影響に加えて、今週の上昇に対する持ち高調整や利益確定が強く出た日だった。

この日下げがあっても週間で見ると株指数は堅調過ぎた結果となったと感じている。

 

この日から決算発表が本格スタートした。

銀行の決算は反応がどちらかというと悪かったように思えるが、指数にはそれほど影響を与えなかった。

 

JPモルガン+0.6%、ウェルズ・ファーゴ-0.3%

両行とも四半期決算は増益も商業用不動産ローンに対する貸倒引当金を積み増し

シティグループ-4%、ブラックロック-1.5%

KBW地方銀行株指数が-1.9%

 

来週のハイテク決算の方を市場は重視しそうだ。

 

今週はインフレ鈍化でFRB利上げ懸念が後退し、市場全体が楽観ムードに。

しかし週末にミシガン大学で期待インフレ率が上昇。

好材料一辺倒が続けばFOMCFRBの態度軟化も見られるだろうが、好材料と悪材料がまちまちだとFRBインフレ抑制の態度は変わらなさそう。

ここにくるまで何度も繰り返されているが、市場が材料一つで楽観的になり過ぎる嫌いがある。

今週の株価上昇も材料に対して前のめり過ぎる印象を持っている。

今月はFOMCの結果も0.25%利上げで織り込んでいるが、短期上昇に乗り続けるのも危ういという難しい状況だ。

 

相変わらず株式市場の上昇には弱気派が警告を鳴らしている。

彼らは結果的に今年ここまでは全く当たっていない。

後半に彼らの警告に耳を傾ける必要はあるだろうか?

この日から始まった決算の内容を確認しながら、米国株の今後を考えていきたい。

来週は水曜日にテスラ、ネットフリックスが決算を発表する。