ぽろの投資日記【相場コメント】

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2023/07/06【日本市場】大幅に3日続落 ソシオネクストショックが日本の投資家心理を悪化させる

寄り前

 

 

champoro.hatenablog.com

 

 

 

前場後場

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大引け

 

 

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日経平均は3日続落。

今日は節目の33,000円割れ、25日移動平均線割れと上げ過ぎた調整というよりは重みのある下げとなってしまった感がある。

チャート上はダブルトップっぽい形となってきた。

 

休場明けの米株が中国や欧州の経済指標悪化で小幅に下落したこと。

FOMC議事要旨を受けて米金利が上昇し、ハイテク特にSOX指数が強く下落したことはネガティブだった。

 

しかし日本株独自のショック要因はやはりソシオネクストの株式売り出しだろう。

前日引け後に富士通パナソニックHD>、日本政策投資銀行保有するソシオネクス全株式の売却を決定という衝撃的なニュース。

本日はストップ安まで売り込まれることになった。

すでに「ソシオネクスト・ショック」と呼ばれている。

 

これを書いている18時20分現在でPTSで14,800円ぐらいで値がついているので明日は寄り付くだろう。

株式売り出しは発行済み株式総数の37.5%という巨額なもので、国策銘柄だけに今は不明とされる海外の買い手の存在が気になるところだ。

日経平均構成銘柄ではないが、売買代金の上位常連で国策テーマ半導体の急先鋒だけに相場センチメントに与える影響は大きい。

買い手の情報次第で鋭角的に切り返すかもしれないし、売り崩されたりすればさらなる下落も考えられる。

 

日経平均は底値の堅さを信頼されていたが、予定外の材料で気勢をそがれることとなった。

すぐに基調を戻すのか、さらなる売り下げあるのか。

新しい四半期は波乱の幕開けとなっている。

 

 

本日の米国市場見通し

 

本日の米国市場は材料多数。

 

21時15分 6月ADP全米雇用リポート

21時30分 5月貿易収支、米新規失業保険申請件数

23時00分 6月ISM非製造業景況感指数、5月JOLT求人件数

 

各結果に反応するだろう。

しかし明日の雇用統計をみたいという思いから様子見姿勢も強そうだ。

独立記念日前後の米株反応がさえないが、明日を含めて底堅さを見せられるかどうかで相場の雰囲気が変わってきそうだ。

今日下げてしまうと明日の雇用統計がネガティブ反応になった時に、先行き警戒感がかなり高まるだろう。

 

米中でハイテク関連の摩擦がエスカレートしている点も気がかりだ。

新規の悪材料があれば予想外の崩れ方をする可能性も出てくる。

ハイテクの値動きに引き続き注目したい。