今年の年末までの流れを見てコメントします
2024年2月8日時点で年末までのイベントチェック
これを書いているのは2月8日で12時頃で、日経平均は前場に爆上がりして36,738円。
この2週間ぐらいの壁36,500円を明確に超えています。
SQ前日特有の動きかもしれないけど、昨年末の日経終値は33,464円なのだから今年は堅調なことに異論はないでしょう。
1月高いから2月は調整かと思ったけど、2月前半時点では違うようです。
この記事では年末までのイベントをざっくり大きなもの見ていきます。
日米混在で分かりにくいかもしれませんが、ざっくり展開していきます。
3月末の日本市場の配当再投資祭りで上昇? 機関投資家の利益確定も
日本株前半の山場の1つと言えるのは、3月末の配当再投資に絡む需給相場でしょう。
(もう1つは5月の3月企業の決算発表)
この時点で日経の水準がどの程度かによるのですが、ここで上昇ならバブル後最高値更新もあるのではないかと。
もっともこれだけ年始から堅調なので、GPIFや海外や国内機関投資家の利益確定売りとかで結果的に下げる可能性も。
2月と3月前半で上昇期待を全部織り込む可能性もあります。
3/19に日銀会合の結果、20日にFOMC結果が発表になります。
ここは日米ともに現状維持と思うのですが、日銀が緩和修正したら逆回転が起きるかもしれません。
4月日銀会合、5月FOMC
4/26に日銀会合の結果発表。
春闘の結果も分かっていそうで、年度末も過ぎたし日銀の政策修正あるか。
地ならしが上手く行っていれば、さほど波乱は無いのかも。
5/1にFOMCの結果発表。
こちらは利下げがあるかも、というのがマーケット主流な予想ですが、FRBがここで利下げリスクを引き受けるのは考えにくいと思っています。
7月 共和党党大会で大統領候補者決定
15日から18日で共和党大会で大統領候補者が決定する予定。
1月末でトランプ氏対ヘイリー氏の一騎打ちになっていて、どうみてもトランプ氏が有力候補。
ここを待つまでもなく、3月のスーパーチューズデーで決定しているかもしれません。
「もしトラ」の可能性が高まるにつれて、マーケットも不規則発言に翻弄されるでしょう。
8月 民主党党大会で大統領候補者決定
たぶんバイデン氏に決まると思うので、大統領選は前回のリベンジマッチになりますね。
1月末の調査でバイデン大統領支持率低下が治まっていないので、危機感強いほどこの時期までに迎合的な対策や政策が連発されていそうです。
FRBは政治的な動きとは無関係の立場と強調されますが、バイデン氏もトランプ氏も「利下げ」促すと思われ、果たして無視できるのか。
8月はないのでFRB初の利下げの可能性があるのが、翌月の9月ぐらいかなと感じています。
11月5日 大統領選の投開票見出し
今年最大のビックイベント。
世界中が固唾を飲んで見守ることになるでしょう。
6-7日でFOMC開催。
選挙でマーケットがめちゃくちゃになったらFRBの大鉈というか大胆な打ち手が出てくるかもしれません。
今年の大注目は間違いなく米大統領選 今からマーケットどうなるかは分からない
米大統領選でリアル世界は風景変わっていることないと思いますが、マーケットは無反応ではいられないでしょうね。
投開票までに優劣がついていれば波乱なしかもしれませんが、劣勢な方が逆転勝利の可能性もあります。
終わるまでは全く安心はできないでしょう。
トランプ氏が前回泡沫候補から大統領になった時は、マーケット大混乱でしたが、今回も投資家にはストレスがかかりそうですね。
日本の首相がその時に誰になっているのか分かりませんし、日経がバブル後高値を更新していたとて、それが持続的になるかを決めるのも米大統領選という気がします。
11月まで色々あっても、米大統領選の通過までは仮の動き
今年の年末までを考えると、結局要素のほとんどが米国大統領選でした。
もちろんそれまでに他の材料がマーケットを揺らしている可能性はあります。
地政学リスクが世界中で頻発するかもしれないし、各国の首相や大統領決定で混乱が起きるかも、天変地異があるかもしれないし、ブラックスワン的な金融危機が起きるかも。
今年からはじまった日本の新NISA制度を笑うような「株式の死」が起きるかもしれないし、何が起きても不思議じゃないのでしょう。
まあ、でも日本の首相が岸田さんじゃなくなっても特に混乱がないのは確かかな(笑)
自民党じゃなくなったら混乱はあるかもしれないけど、その可能性が実現するときは日本に余程のことが起こっているでしょうね。
3月終われば9月くらいまではマーケット暇だろうと勝手に予想していて、そこで混乱に備えて英気を養っておきたいと思ってます。