全般
注目の経済誌指標
10月9日(月)
日本は祝日のため株式市場休場(スポーツの日)
複数FRB高官が発言
10月10日(火)
IMFが世界経済見通し(WEO)公表
複数FRB高官が発言
10月11日(水)
米国:生産者物価コア指数(9月)
米国:連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(9月19-20日会合分)
複数FRB高官が発言
米国:下院議長選の予定
10月12日(木)
日本:国内企業物価指数(9月)、コア機械受注(8月)
日本:決算発表⇒ファストリ、7&iHD
米国:消費者物価指数(9月)
10月13日(金)
中国:消費者物価指数(9月)、貿易収支(9月)、
米国:ミシガン大学消費者信頼感指数速報(10月)
米国:決算発表⇒JPモルガン、ウェルズ・ファーゴ、ブラックロック、シティグループ、など
為替市場
■先週の振り返り
・ドル指数は週初から0.1%下落。先週までの11週連続上昇がストップ。合計の上昇率は約6%に達していた。
・10月3日の海外市場でドル・円は11カ月ぶりに150円を上抜け。その直後の円急伸で一時大きく下げた。日本政府は介入有無についてノーコメント。
・この週の雇用指標は強弱まちまち、週末の雇用統計で金利は上昇後に低下を見せた
■今週のポイント
・9日はコロンバスデーで債券市場は休場。株式市場は通常通りの営業となる。
・引き続き世界の注目が米国の金利に集まる。経済指標などでサプライズがない限り大きな低下は考えにくく、ドル優位が続くか。
・注目経済指標は11日のPPI、12日のCPI、13日の10月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値
CPIは小幅にインフレ鈍化の見通し、ミシガン大学は前回を下回る可能性
・世界の通貨は強い米国金利に左右される展開が続く見込み(米国が圧倒的に経済堅調で、中央銀行もタカ派姿勢が最も強いため)
米市場
■先週の振り返り
・雇用指標での金利反応に主要3指数が左右された1週間
・JOLTS求人件数で金利上昇、ADPで金利低下、雇用統計は金利上昇後に低下
・FRB高官発言でタカ派姿勢を弱めた発言が見られた(現在の米金利が利上げ1回分相当の高さになっている等)
・S&P500は200日を割り込まずに反発を見せた
・原油価格は利益確定売り WTI週末終値82ドル台まで低下
■今週のポイント
・前週末の雇用統計の金利低下と株上昇に持続性があるか
この週はPPIやCPIなど物価指標に注目が集まる
・11日に9月FOMC議事録が公表
タカ派な内容と予想され、株式市場には下押し要因か
・最も注目されるのは12日の9月CPI(特にコア指数)
伸びは鈍化が予想されており、予想値の範囲内ならば金利低下→株高要因となるか
・13日からJPモルガンやシティグループ皮切りに決算発表がスタート
同日に台湾TSMCも決算発表。9月中旬には、半導体製造装置の納入延期を取引メーカーに要請したことが報じられ世界の株式市場にショックを与える事となった。今回の決算でもガイダンスが注目される
・翌週以降は本格化する決算の個別反応、近づく金融政策イベント(ECB26日、日銀30-31日、FOMC10/31~11/1)を前に要済む姿勢が強まる流れか
日本市場
■先週の振り返り
・日経平均は週間で3週続落 862円の下落 -2.71%
米国金利高の影響から大幅な売りに苦しみ一時30400円台まで切り下げ
週末は雇用統計手控え、連休警戒から31,000円を割れて終了
・2日は前場に500円超上昇も後場に急失速で前日比マイナス 投資家心理が悪化
・日経平均は8月安値割れも発生し、上昇へのハードルが高い状況
・33業種でプラスは海運1業種のみ
・東証グロース市場指数は-4.01%、マザーズ指数は-3.89%
・ドル円は150円台に到達すると急速な円高に 週末終値は149円台まで回復
■今週のポイント
・月曜が祝日のため休場で4日立ち合い SQ週でもあり変動が大きくなる可能性
・引き続き米国経済指標などの金利反応に左右される週となりそう
・小売り企業決算が佳境を迎える 12日のファーストリテイリング決算に注目
・今月下旬から9月中間決算の発表を控え、個別株には手が出しにくい時期に
・先週に一時8月安値を割れた日経平均に押し目買いの動きが見られるか
その他
・中国が秋の大型連休明けとなり、上海株式市場の週初の動きに注目が集まる
・13日に中国9月CPI、9月貿易収支の重要経済指標