米国市場概況
2023年5月18日の米株は続伸。
— ぽろ (@champoro1) 2023年5月18日
債務上限問題を巡る協議の合意期待、ウォルマートの好調な決算と見通しが好材料となった。序盤にFRB高官からの利上げ継続発言を嫌気するも、引けにかけて上げ幅を広げて終了した。
ナスダックは9か月ぶり高値。
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債務上限問題の具体的な進展はなかったが、マッカーシー下院議長が来週に下院で合意を討議する可能性をコメントしている。
— ぽろ (@champoro1) 2023年5月18日
FRB高官の利上げ継続発言で原油は需要減が見込まれ下落。10年債利回りが2ヶ月ぶりの高水準で、金は3月下旬以来の安値に。
地銀株はこの日も買われ市場に安心感が広がった。 pic.twitter.com/EJudRC9wzZ
- 良好な雇用や製造業指標を受けFRBの追加利上げ観測が一段と強まる
- 米新規失業保険申請件数は前週比2万2000件減の24万2000件 市場予想以上に改善
- 5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数はマイナス10.4 前月のマイナス31.3から改善 ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(マイナス20.0)を上回る
- 4月の米中古住宅販売件数は年率換算で前月比3.4%減の428万戸 市場予想を下回る
- 4月の米景気先行指標総合指数は前月比0.6%低下 市場予想とは一致
- ジェファーソンFRB理事「インフレは高過ぎるし、その低下はまだ十分に進んでいない」
- ダラス連銀のローガン総裁、6月のFOMCでの利上げ見送りについて「きょうの時点ではまだその段階にない」
- セントルイス連銀のブラード総裁はFTのインタビューで「インフレに対する保険として利上げを続けること」を支持する考え示す
- ウォルマートは決算受け上昇 通期1株利益の見通しを上方修正
- 米地銀株にはこの日も買い戻しムードが続いた
- 債務上限問題に具体的な進展報告はなし
- マッカーシー下院議長 来週下院で債務上限問題の合意を討議する可能性
- 米下院金融サービス委員会のマクヘンリー委員長「まだまだやることがある」「正しい議論が行われている。ただ、何も終わっていないに等しい」
- 株価指数は序盤にFRB高官で弱含むも引けにかけて上げ幅を広げて終了
- ナスダックは9か月ぶり高値
- SOX指数は3%超の上昇
- VIXは16.02に低下
- SP500セクターではITが2%超の上昇、コミュニケーションと一般消費財は1.5%超の上昇となった
- SP500業種別で年初来から17日までの上昇率首位は「コミュニケーション・サービス」で29% 2位は「IT(情報技術)」の25%とハイテク株関連が突出
相場へのコメント
米株は続伸。
債務上限問題は進展がないが市場では終わったものとして認識されているようだ。
ここから再度ひっくり返れば混乱は想像されるが、それを見越して投資行動をとるのはギャンブルになる気がする。
こうなると残りの米株の懸念は「FRBの利上げと景気減速」というお互いに絡みあった、昨年から手あかがついたテーマだけになる。
この話ばかりをずっとしている中利上げが続いている、しかし株は上がっている。
この日は半導体関連銘柄が米国でも強かった。
マイクロンは日本でも材料が出ていたが、米国でも話題となったようだ。
債務上限問題などが解決の方向で金利が上昇している。
セオリーではハイテク株にマイナスなのだが、今年の市場を見るとハイテク株の方が上昇する傾向が続いている。
利下げ転換となったらさらにハイテクが上がるだろうか。
先行き見通しが不透明な中で株が上がっていくと、気持ちがついていけない投資家も多そうだ。