米国市場概況
米株は反発。
— ぽろ (@champoro1) 2023年5月15日
取引開始前の5月NY連銀製造業景況指数は-31.8(前月+10.8)と大幅に悪化。市場予想-5.0も下回り景況感悪化を示した。
イエレン財務長官は債務上限問題の交渉について「進展している」との認識を示し投資家心理が改善した。
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この日は取引開始前のNY連銀の発表はインパクトあったものの、場中に材料が少なく小動きとなった。
— ぽろ (@champoro1) 2023年5月15日
債務上限問題の交渉の行方については、楽観的な見方が増えてきたようだ。しかし積極的に株式を買う流れまでにはなっていない。
共和党との話し合いは本日16日に行われる見通し。 pic.twitter.com/1k8uPzH0nX
- アトランタ連銀のボスティック総裁やミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が追加利上げの可能性に言及し、警戒売りの場面があった
- 機関投資家の3月末時点の四半期報告書で保有株数の増加が明らかになったエヌビディアやマイクロンといった半導体株が反発でSOX指数は上昇した
- 地方銀行株は反発
- 半導体大手のウェスタンデジタルが急騰。日本のキオクシアHDとの合併協議が詳細を話し合うまで進展しているとの報道
コメント
債務上限問題については過度に悲観的な見方が後退し、楽観派の意見が増えてきたようだ。
イエレン財務長官の「交渉は進展している」との認識が示されたことは大きかったようだ。民主党政権も楽観的な態度だと伝わっている。
しかし、共和党のマッカーシー下院議長は「大きな隔たりがある」と述べているようだ。
市場はさすがに何らかの手を打つだろうと考えているが、本日の話し合いで解決するだろうか?
共和党はここで折れるメリットがあまりないように思う。
民主党に対して弱腰に見られ、来週に持ち越せばバイデン政権の信認を損なうことができる。
もっともバイデン政権が共和党の案をすべて飲むならば今日にも決まると思うが。
日本市場見通し
3万円まで140円でここまで来たら、一度は到達しておこうという力が強いのではないか。
3万円を阻む売りなどがどれほどかは分からないので、到達できるかは未知数。
しかし上を目指す動きが強い時間が続けば、ショートカバーも起きて到達しそうな気がする。
仮に日経平均が3万円という水準に届かなくても、TOPIXも連日強いので日本市場に対して弱気な見方は増えないだろうと思う。