ミシガン大学消費者信頼感指数は予想より悪化 期待インフレ率は予想より上昇 米株は軟調も下げ渋る動きを見せた
2023年5月12日の米株は軟調だが下げ渋って終えた。
— ぽろ (@champoro1) 2023年5月12日
5月ミシガン大学消費者信頼感指数は予想以上に悪化し、同時に示された期待インフレ率は予想より上昇した。インフレの長期化が意識された。
中立派ボウマンFRB理事のタカ派発言も重荷。
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米地銀のパックウェストはこの日は落ち着いた動きだった。
— ぽろ (@champoro1) 2023年5月12日
債務上限問題は進展なし。来週前半の話し合いの結果が待たれる。
ミシガン大学の5年先インフレ期待は2011年以来の高水準。 この結果が6月FOMCの利上げに決定的とは思われないものの、年内利下げ観測の期待は後退したと見られる。 pic.twitter.com/qL9uRfvIlf
週間ではダウ平均が1.11%安、S&P500が0.29%安と2週続落した。
ナスダックは0.40%高で3週続伸となった。
ボウマンFRB理事は中立派として知られるが、「CPIがインフレ鈍化機長の持続性を明確化しなかった」「物価高と労働力のひっ迫が根強いなら追加利上げが必要」だと主張したとのこと。年内利下げ観測が後退した。
債務上限問題に関しては進展がなかったが、米議会予算局(CBO)から「債務上限が変更されなければ、6月最初の2週間のどこかで政府がすべての債務を支払えなくなる重大なリスクがある」との見解が示された。こういう情報しかないうちはこの問題についての懸念が払しょくされることはないだろう。
景気の先行き不透明感から需要減を懸念する流れが続いた。
しかし「米エネルギー省のグランホルム長官が来月にも戦略石油備蓄の補充を開始」という報道もあり、この材料では買いが入った。
金は長期金利上昇とドル高で売りが強かった。しかし米債務上限問題がくすぶる中で安全資産としての買いも入っている模様。