個人投資家 ぽろ 相場日記

相場の概況とXなどの発信まとめ。相場概況、個別銘柄やニュースへの意見はあくまで個人の意見であり、投資を推奨するものではありません。投資判断は各自で責任を持ってお願いします。 記事に記載のURLには商品の紹介や仲介料が発生するものが含まれる場合があります。(Amazonアソシエイトリンク等)

【2024年1月26日】良いことだけを享受はできない リターンの半面にはリスクがある

投資マネーは損の可能性があるから儲かる可能性がある

投資でリターンがあるのはリスクを負っているから

投資をしている人は「なるべく損失リスクを抑えて儲けを増やす」ということを考えているでしょう。

けどそれはいくら経験を重ねても完璧にはできません。

「完全に損失リスクを無くして利益だけ取る」は幻といえる望み。

 

株は価格変動にさらされることが宿命づけられていて、それが故に買値から上がることもあるし、下がることもある。

変動する特性があるからこそ、買値より高く売れる可能性がある。

変動をなくせば損失が無くなる一方で、儲けも無くなってしまいます。

 

相場の世界では「フリーランチ(ただ飯=労せずしてありつける利益)はない」という格言がそれを表していますね。

 

SNSも良い影響だけ受けようというのは無理

この投資の原則を抽象化すると色んなものに当てはめることができるでしょう。

「何事も良い影響だけを享受はできない、悪い影響も受ける」

 

たとえばSNS。

SNSをやるときも「悪影響は受けず好影響だけ受け取ろう」と考える人も多いかと思います。

しかしSNSに参加するということは、たとえ発信者にならず見るだけだしても、そのSNSから影響を受けてしまうと思います。

 

自分が有益だと思う情報だけ見ようと思っても、感情を害するような広告は出てくるし、見たくもない情報も表示されてしまう。

幸福感も劣等感も刺激する投稿やコメントが表示されうる。

SNSがもたらしてくる情報は株価と同じくコントロールできず、良くも悪くも人生を変えるほどの影響も出てくるでしょう。

それでも本当に参考になる情報が得られるかもしれないし、生涯の糧となるようなつながりができるかもしれない、そのSNSを利用しているからこそ手にできる便益がきっとあるでしょう。

 

人間は楽観的なので何事もやり始める前後では期待に満ちていますが、実態を知るうちに希望だけではないことに気づくでしょう。

 

だから何かを始める時は、変動するから利益も損もあるんだよな、ということを意識するようにしていきたいですね。

 

「何事も良い影響だけを享受はできない、悪い影響も受ける」

 

相場環境へのコメント

米国相場

 

米国はGDPが経済成長とインフレ鈍化を示すという素晴らしい内容。

ソフトランディングの期待が高まるが、強く始まった後中盤には利益確定売りも見られた。

しかし引けにかけては再度盛り返すなどしている。

 

ダウは再び終値の最高値を更新。

S&P500は5日連続の終値での最高値更新となった。

 

大企業の決算発表が続いていて、この日はテスラの下げ、IBMの上げが目立った。

時間外のインテルとビザの株価は下落している。

 

SOX指数は前半の高値から低下したまま戻れず、わずかに前日比マイナスとなっている。

 

 

GDP発表後、市場が織り込む3月利下げの確率は約45%、5月までの利下げの確率は90%となった。

 

ただ関係筋は、インフレと賃金に関するデータでインフレ率がECBが目標とする2%に向かっていることが確認されれば、最初の利下げを討議し始める時期が近づいていることをECB当局者は承知していると指摘。こうしたシナリオが現実のものになれば、ECBは新たな経済予測を発表する3月7日の理事会でトーンを変更し、6月の利下げ実施に道を開くとの見方を示した。
この件に関してECB報道官はコメントを控えている。

 

 

 

 

 

 

 

 

日本相場

 

米国の主要3指数は上昇したが、SOX指数はわずかに下落。

これを受けた日経平均先物(3月物)は前日の清算値より170円安い3万6050円で取引を終えた。

東京市場でも売り先行のスタートとなるか。

今月のここまでの上昇ペースが早かったことによる調整、週末の利益確定売り、来週のFOMCや主要企業の決算を前に様子見ムードも強くなるかもしれない。

もっとも下値では押し目も入るだろう。

今週を36,000円台で終えられればセンチメントが明るくなり、決算を材料に再度強い相場に成るかもしれない。

 

 

その他

選挙が株式市場に大きく影響してくるのはまだ時間がありそうだが、着々と大統領選に向けたカウントダウンが進んでいる。

「もしトラ」(もしトランプ氏が大統領になったら)が現実味を帯びてきているが、最終的にはバイデン氏(もしくは民主党候補者)に勝たなければならない。

組織票などが民主党優位になり始めると、共和で圧倒的に支持されていても「もしトラ」の実現可能性が低下していく。

 

回答者の70%(約半数が民主党支持者)がバイデン氏は再選を目指すべきでない、56%(約3分の1が共和党支持者)がトランプ氏は出馬すべきでないとした。

新しい魅力的な候補者がここから出てくるようには思えず、結局はこの2人の対決になってしまいそう。