新NISA制度での株高、日本の個人投資家の意識改革に期待
24年相場がスタート
日本の24年株式市場がスタートする。
1日に石川県能登での震災があったことや新年での米国相場が2営業日連続でハイテク売りSOX大幅下落により、軟調なスタートとなりそうだ。
ドル円は米金利上昇によりドル安となっており、こちらは日経TOPIXの下支え要因となりそうだ。
個人投資家の大改革、新NISA制度が始まる
個人投資家が利用できるNISA制度が本日より新制度でスタート。
非課税枠の大幅な拡大など大盤振る舞いの仕組みが日本社会の成人に提供される、
その初日に具体的なインパクトが見えるかは不明だが、積み立てにしろ成長投資枠にせよ市場に買いが積みあがっていくことになる。
(積み立てなどの多くは海外金融商品に設定されているようだが…)
また具体的な指数や株価変動だけでなく「貯蓄から投資へ」という日本の個人投資家の意識が変革という質的な変化にも中長期で注目したい。
相場は日々淡々と過ぎていくもので、今日以降に過度な期待は不要だがポジティブな影響を見つつ相場に取り組んでいきたい。
今年もよろしくお願い致します。
相場環境へのコメント
米国相場
2024年1月3日の米国株は3指数が下落した。
新年相場で投資家は一度冷静になり、ハイテク中心に利益確定売りを出しているようだ。
この日はJOLTS求人件数、ISM製造業指数、FOMC議事要旨などが公表された。
10年債利回りが一時4%台を達成も、その後急速に下げ幅を広げた。
JOLTS求人件数は予想より減少した。
この結果を受けて米債利回り低下、ドル売りの反応。
ISM製造業景況感指数は予想通り14か月連続で節目の50を下回っている。
仕入れ価格が低下したことはインフレの落ち着きを示唆している。
FOMC議事要旨では「政策金利は当面の間、制限的な素順にとどまる」と表明。
しかしインフレ面での明確な進展が認識され、それが継続する場合に24年中に金利引き下げる意向と表明。
ただし下げのタイミングは不透明となっている。
ビットコインは下落、理由は特に無くて株式が下落に連動したか。
日本相場
日経平均は昨年末の終値から下落で始まりそうだ。
新年相場で米国が2営業日続けてハイテク売り。
国内では1日に石川県能登で地震があり、その影響が懸念されている。
北陸に工場や支社を持つ企業から、現在の状況のリリースがされるだろう。
その他