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スケジュール
10月16日(月)
米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(10月)
10月17日(火)
独・ZEW期待指数(10月)
米・小売売上高(9月)
中・一帯一路フォーラム(18日まで)-プーチン露大統領が出席の予定
10月18日(水)
中・GDP(10-12月)
米・住宅着工件数(9月)
米・地区連銀経済報告(ベージュブック)公表
10月19日(木)
米・フィラデルフィア連銀製造業景況指数(10月)
米・パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演
10月20日(金)
日・消費者物価コア指数(9月)
マーケットの注目材料
為替市場
■先週の振り返り
- 9月PPIは前年比2.2%上昇、伸びは8月から加速し予想の1.6%上昇を上回る
- 9月CPIは前年比3.7%上昇で、市場予想を上回る
- 中東の地政学リスクを受け安全資産の米債券買いで金利は低下、安全資産のドル買いも見られドルは主要通貨に対して強い展開
- FRBのタカ派緩和コメントが続き米金利を低下させた
■今週のポイント
- FRBのタカ派緩和コメントで追加利上げ観測は後退、米金利上昇が抑制されればドル買いの材料がひとつ減ることに
- FOMC議事要旨によるとインフレ抑制の思いは強い 利下げ考えにくく、ドルは売りづらいか
- 次回FOMCは10月31日-11月1日で、この週が終わるとFRBはブラックアウト期間へ
- 注目の経済指標
- 9月小売売上高は前回から鈍化が予想され、10月フィラデルフィア連銀景況調査は前回から改善が予想される
- 前々週の雇用統計、前週の物価統計を通過し、今週は企業決算に注目が移る
- 中東情勢を引き続き警戒
- 安全通貨として買われるドル、円などは他通貨に対して堅調な展開か
- 米経済が最も堅調で中央銀行もタカ派、引き続きドルの強さに他通貨が影響される状況が続く
米市場
■先週の振り返り
- 物価指標(PPI、CPI)を通過しインフレ鈍化は限られた
- 10月のミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は3カ月連続で低下、期待インフレ率は1年先、5-10年先が市場予想上回る
- 安全資産の米債券買いで金利が低下したので株式には追い風
- 金曜日の米銀行から決算シーズンスタート 決算反応は良好
- 金曜日にイスラエルの地上攻撃が開始 ナスダック大幅安 原油と金が大幅高
■今週のポイント
- 米企業決算が本格化 17日(火)18日(水)は注目
- 10/17:ゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ロッキード・マーチン、ユナイテッド・エアラインズ
- 10/18:テスラ、モルガン・スタンレー、ネットフリックス、P&G
- 中東情勢で原油価格、米金利、為替動向に引き続き注目
- FRBのタカ派抑制やハト派コメントが続くか 翌週からブラックアウト期間
日本市場
■先週の振り返り
- 日経平均は米金利低下や半導体株選好、ファストリ決算好感などを受けて大幅高
- 日経平均は週間では4週ぶりに反発、約1321円の上昇
- 騰落率は、日経平均が+4.26%だったのに対し、東証グロース市場指数は-2.95%、マザーズ指数は-2.57%
- 日経は堅調もマザーズなど新興株が大きく下落し個人投資家心理は悪化
- 堅調な反発で前々週の安値30,487円で底入れ感が強まる
■今週のポイント
- 引き続き米金利動向に影響を受ける展開か 米決算や経済統計に注目
- 2月企業決算はひと段落し決算発表の谷間になる、3月企業決算本格化は翌週から
- ドル円が150円に近づけば為替介入が意識される
- 中東情勢の動向に引き続き注意が必要
- 19日に台湾のTSMCとディスコ(6146)の決算 半導体市場への思惑強まるか
- 20日に臨時国会が召集され、経済対策などが議題に
- 20日の全国消費者物価指数で政府の物価高対策、企業の賃上げ、日銀の政策への関心が高まるか
- 20日に東証の特例措置により実施される東証上場177社(東証2日発表データ)のプライムからスタンダードへの市場変更
その他
- 中国では18日にの9月小売売上高と中国7-9月期GDPの発表
- 台湾では19日にTSMCが決算発表を予定している
■注意事項■
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