米国市場概況
2023年7月28日の米国株は反発した。
— ぽろ (@champoro1) 2023年7月28日
FRBが重視する6月個人消費支出(PCE)価格指数の前年同月比上昇が5月の3.8%から鈍化。利上げサイクルが最終局面に入ったことが意識された。
週間ではダウ+0.66%、ナスダッ
ク+2.02%、S&P500+1.01%
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PCEはコア指数も前月から減速した。賃金インフレの動向を示す雇用コスト指数も予想以下。
— ぽろ (@champoro1) 2023年7月28日
企業決算も概ね良好な反応となり全体指数を支えた。長期金利が低下してハイテクに買いが入った。前日上昇したVIXも再び13pt台に低下。
WTI原油は80ドル台に乗せて引けた。5週連続のプラスとなっている。 pic.twitter.com/e5fSTNr3Xp
相場へのコメント
米国株は反発した。
週末で利益確定かと思いきや、PCEが鈍化したことで金利低下、決算などで刺激もあり上昇が続いた。
この日はアジア時間に日本のYCC運用柔軟化などで金利やドル円に変動があった。
しかし米国時間には特に影響なかった印象を受けた。
中央銀行ウィークもすべてが終わったが、米国株は崩れることなく上昇して終えた。
利上げの最終局面との確信があり、米景気が好調で崩れないと思われることが株への選好に繋がっているようだ。
来週からはFRBの発言などもあるが、タカ派な発言をしても投資家には響かないように思う。
個別決算も最終局面にあるが、アップルなどのハイテクが大コケしなければ投資家心理は悪化しないだろう。
警戒するべきなのは弱気派がいなくなることか。
全員が強気に傾くと過熱しすぎて株が崩れる可能性がある。
現物だけで済んでいれば良いが、レバレッジやオプションが活況になってくると危険信号だろう。
根拠のない話もすると8月は何かしらの金融危機が起きたりするイメージが強い。
バカンスシーズンで取引が薄いところに、現段階で想定しないリスクがあれば市場の混乱は深くなるだろう。
本格的に崩れる出来事があるまではこの株高に乗るしかないと思いつつ、緊張感を忘れないようにもしたい。
日本時間にドタバタあったドル円は141円台で引けた。
金曜の日付変わったところから見ても、結局元のさやに納まったという印象。
これ以上のドル高円安はまた為替介入など出てくるのだろうか。
日経が高値を追えるかはドル円にかかっている。
昨日の日銀会合以降に日銀からは変更がしばらくでないだろう。
相変わらず米国の金利やドルの変動に影響を受けることになると思われる。