ぽろの投資日記【相場コメント】

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2023/07/07【米国市場】主要3指数が3日続落 引けにかけて下げを強める 来週のCPIや決算スタートを警戒か

米国市場概況

 

 

 

 

相場へのコメント

 

主要3指数が引け間際にバタバタ下げた印象が強く、印象の良くない引け味となった。

短縮取引と休場があった週だったが、休場明けから上昇が見られないセンチメント悪化が顕著となった週だった。

 

前日のADP雇用者数の大幅増加で高金利の警戒感が高まっていたが、その点については雇用統計の非農業部門雇用者数が予想を下回ったことで安堵する結果に。

しかし20万人を超えている点と平均時給、失業率と共に過熱している状況は変わっていない。

しかし7月の利上げは織り込んだが、9月以降はまだ保留という判断が多い。

この日終盤に下げた理由は来週のCPIや決算前に持ち高を縮小させる動きだと思う。

 

ドル円はアジア時間のドル安円高を引き継いで142円台を何とか保って終わった。

日米金利差からドル高円安が長らく解説されてきたが、今週の動きを見る限りリスク回避の動きがドル安円高に向かわせたようだ。

また日本で厚生労働省が7日に発表した5月の毎月勤労統計で、所定内給与が前年比1.8%増の25万2132円と、伸び率が4月の同0.9%と比べて拡大した。

1995年2月以来28年3カ月ぶりの大きさとなり、日銀が金融緩和政策の修正に動く可能性が意識されたことも、円相場を支えたと見られている。

今週は休場も挟んでいるので判断は保留にしていたが、この日を見る限りドル高円安トレンドは変化したか。

ドル高円安が進んでも145円以降は為替介入が控えている。

 

ドルが他国通貨に対しても下落しているため、原油や金が上昇している。

今年下半期のスタートは前半と比べると変化が出てくる印象。

来週はCPIや金融機関から決算発表も始まる。

株、為替、コモディティと相場材料と相場反応に警戒感が広がりそうだ。