2023年5月の日経平均は約2,000円、7.0%の大幅上昇
5月の相場はすごかったですね。
タイトル日経平均と書いていますがTOPIXも強く、日本の大型株が相場をけん引しました。
日経平均はボックス圏のレンジ形成をしているイメージが強く、去年の終値が約26,000円程度だったので、「ま~上限は28,500ぐらいじゃないの?」という意見が4月までは主流だったように思います。
上値を切り上げるよりはPBR1倍の底堅さのほうが特徴的な指数だったかと。
これを書いている2023年6月4日は日曜日ですが、金曜のナイトセッションで日経先物が一時32,000円を付けているので昨年終値から6,000円程度の上昇。
今年に入ってからは月間騰落はずっとプラスで推移しています。
日経平均はどこまで上げていけるのか?
1989(平成元)年12月29日、年内最後の取引日「大納会」を迎えた東京証券取引所で、日経平均が史上最高値を付けました。終値は38,915円87銭、取引時間中の高値は38,957円44銭。バブル経済の絶頂期の記録です。
日経平均の史上最高値は38,900円台でバブル絶頂期の記録で約34年前。
その時に31歳の人が今年65歳で定年を迎えるようです。
この年代は日経平均に投資をしても最高値にさっぽり届かない、日本株冬の時代に社会人生活の大半を過ごしたことになりますね。
今年65歳の人は日経が史上最高値を付けた1989年に31歳。社会人生活の大半が株価低迷とデフレ下。正直この環境は預金偏重になるよな。
— ぽろ (@champoro1) 2023年6月3日
若者は「貯蓄より投資」 好循環のタネ、生かせるか - 日本経済新聞 https://t.co/lwQM9FL8Jr
一方今年30歳の人だと社会人の約10年間は右肩上がりの日経平均を体験しているようです。
「今年30歳になる人はアベノミクスが本格化した2013年に20歳となり、上昇相場を見てきた。」
— ぽろ (@champoro1) 2023年6月3日
今30歳ぐらいでこれまで投資をしてきた人って、日本株でなくて米国株で積み立てしていそう。先月からの急騰を見ても日経やTOPIX積立する人って今後増えるのだろうか?と正直思っている。
この先目指すのはやはり史上最高値更新なのでしょう。
それでも日経平均を積立長期投資しようと思えない
5月の上昇が急すぎて未だ水準に目が慣れないのですが、3万円からさらに先物では2,000円も上げたのは驚きしか無いです。。
急激な変動はどうも傍観者になってしまいがちで、全然相場に入れません。
買えない相場ほどよく上がるとか、懸念材料があるほど上げていくという相場格言の通りになっています。
個人的には長期投資はすべて全世界株式か米国(ナスダックとS&P500)にしています。
中心は米国のS&P500です。
理由は「これまで上げてきたから」と「これからも上げていくと思うから」。
で、この積立で米国を削って日経平均を買っていくかというと、今のところそうは思えないんですよね。
たぶんこれは個人的に日本の成長に自信を持てないからなんだと思います。
普通ホームカントリーバイアスって自国を実力より上に見て投資してしまうことだと思うんですが、私のバイアスは日本は下り坂という見立て。
少子高齢社会、指導力のあるリーダーが不在、GAFAMのような爆発的成長する企業もない。
日本のこれまでの株価指数が不当に割安に抑えられていたのなら、適正な評価額まで上がることは不思議ではないのかもしれませんが。
グロースよりはバリューで世界の景気敏感株というポジションは変わらないと思うので。。。
見方にバイアスがかかって歴史的相場に乗り遅れしまうことになるのかなあ。