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前日の相場コメント
米国相場
米株は続伸。
寄り付き前の雇用統計が事前予想と大きく異なり、10年債利回りが上昇した。
株式には金利上昇の圧力がかかったが、前日終値で決算発表のメタ、アマゾンを中心に個別株の好反応が指数を押し上げた。
ダウとS&P500は取引時間中の最高値更新、そして終値での高値を更新した。
アマゾンは7.87%の上昇、メタは初配当も好感され20.32%の大幅上昇。
コミュニケーションセクターは4.69%の上昇となった。
AMDやエヌビディアも4%台の上昇で指数を盛り上げた
Appleは-0.54%と決算反応がマイナスで終えた。
小型株の値動きを示すラッセル2000は-0.59%と大型ハイテクの上昇に乗れず。
5月の利下げ確率が市場の参加者の予想の中心だが、前日の90%以上からこの日の雇用統計を受けて73%に低下した。
週間では主要3指数がそろって4週続伸。
ダウが1.43%高、ナスダック総合が1.12%高、S&P500が1.38%高
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予想と大幅に乖離して、発表直後に米金利急騰。
予想が当たらな過ぎるのではないか。
米軍で死者が出てしまい、バイデン大統領も明言した報復が実行された。
イランとの直接対決を示さないで、紛争のエスカレートを避ける配慮が節々に見られる。
こういう時にかき回すのがイランという気もする。
昨年末から2日までのM7の値動きをみると、メタとエヌビディアが34%高、アマゾンが13%高、マイクロソフトが9%高、アルファベットが2%高。一方で、テスラが24%安、アップルが3%安だ。
日本相場
日経平均先物3月物は前日比245円高の3万6120円で終えた。
米株3指数が上昇したことにより投資家心理が改善した。
金曜の現物終値が36,158円なので、このままいけば月曜日は強く上昇して始まりそうだ。
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確かに決算はここまで迫力不足か、好業績も円安とかの恩恵が大きかったりするし。
来週の自動車株やSBG、東京エレクトロンといった大型株に注目。
2日の日経平均先物は上昇した。3月物は前日比245円高の3万6120円で終えた。同日の米株式市場でダウ工業株30種平均とS&P500種株価指数が最高値を更新した。投資家心理が強気に傾き、日経平均先物に買いが入った。
その他
2月は小売企業も多くて優待的には楽しい月。
ビックカメラは永久保有でキープ予定、イオンモールはタイミング逃して今年も買えなさそう…
1月は日米相場が堅調で、中国景気の悪影響などが意識されにくかった。
中国側から出てくる話よりIMF初の情報の方が確度が高い気がするので、基本的には世界株価には中国の今後は下押し材料となるのだろう。
----------------------以下、私見を語るエッセイです----------------------
2月の相場材料を米国中心に語ります シーズナルでは前半上げて、後半に全消しの月
2月の米国相場材料
昨日は1月相場を振り返りました。
今日は2月の相場材料を米国中心に語っていきます。
ざっと日付で重要イベントを上げてみました。
1にのISM製造業指数や2日の雇用統計も重要でしたが、これを書いている頃に通過しているので割愛しました。
3日:民主党候補者選挙 初戦サウスカロライナ州
民主党もいよいよ候補者選びが始まります。
バイデン大統領の支持率が低く、年齢の問題もあるのですが、他の目立った候補者は見られないようです。
トランプ氏が出るならバイデン氏は引かない構えのようで、その行動が既にトランプ氏に振り回されているように思います。
13日:消費者物価指数(CPI)
ここが月間で山場の一つだと思います。
1月の米国株式市場の上昇エンジンは「利下げ期待」と「ハイテク株」だったので、消費者物価の内容で市場の利下げ期待も変わってくるでしょう。
しかしインフレ2%に確信が持てる数字はここでは無理でしょう。
雇用情勢が崩れれば別ですが、3月利下げはやはり相当厳しいかと思います。
15日:小売売上高、鉱工業生産
そんなに波乱はないかな、と思いつつ消費の強さを確認したいところです。
16日:米国SQ
指数の波乱が起きるか注目。翌営業日が休場なことも警戒
19日:プレジデントデーで祝日
21日:エヌビディア決算
13日のCPIと同等の2月の山場となるでしょう。
生成AI銘柄の代表格なので、決算内容・見通しなど大いに注目されるでしょう。
そこまでのエヌビディアの株価やナスダックなどの指数がどの位置にあるかで波乱が起きるかも。
今の市場の期待を超えるような決算は難しいと思ってしまいます。
しかし生成AI市場がまた初期であると投資家が感じるなら、歴史的相場の号砲がなるかも。
24日:ロシアによるウクライナ侵攻から2年
戦闘が長期化してアメリカはすっかり及び腰になってしまいました。
大統領選挙の主要な論点でもあるし、2年経過の間にイスラエル支援という悩みの種も出てくる始末。
中東で更なる紛争がアメリカ軍を巻き込む形で起こるのなら、さらにウクライナ支援は望めなくなるでしょう。
ウクライナ側は折れないでしょうが、アメリカ側が手打ちを示唆したりしたら民主主義国家側の敗北となるでしょう。
28日:10-12月GDP(2次速報)
余程の変化がないと波乱は無いと思いますが、念のためウォッチ。
29日:米個人消費支出
利下げ期待が続けば堅調さを維持するでしょう。
経済、労働市場、物価とも連動するので注目しています。
3月1日:米ISM製造業
2月最終週にあるので入れました。
そろそろ50を超えるか?という声も。
しかし50以下が続く中で株価は堅調なわけなので、あまり材料視されないかも
シーズナルで2月は軟調な月だが3月4月の仕込み場か
SP500のシーズナルを見ると2月中旬まで上昇して、後半に上げを吐き出す形。
そして3月前半に底を打つ形状になっています。
S&P 500 Index Seasonal Chart | Equity Clock
過去20年で見ると2月は「上がって下がる」行って来いのパッとしない月なようです。
今後シーズナル通りになれば2月は中旬まで上げて下げてなので終値としては大したことないかも。
しかし3月に底を打ち、4月に上げ続けることを考えると仕込み場とも言えそうです。
しかし、今年の1月の動きはシーズナルと異なって右肩上がりでした。
2月はシーズナル通りになるというのも説得力ありません。
ここがシーズナルの限界で、頭には入れつつも現実の相場が真実という意識は必要でしょう。
アジアでは春節、日本は決算終わって3月日銀に焦点が移るか
中国含んだアジアは春節で休場が多いです。
日本には春節の旅行者のインバウンド観光の効果があるかもしれません。
結果わかるのは翌月以降になりますが。
中国の春節は10日から17日まで。
中国やアジア市場休場になると、材料消化が日本市場に集中するのは要注意ですね。
日本では2月中旬までに3月決算が出揃うはずで、個別銘柄の反応が収まりそう。
次の焦点は3月9-10の日銀会合に、焦点が移ると思います。
年度内に金融政策修正はないかな〜、と思ってしまいます。
春闘の結果を分析したいとか言って様子見しそうです。
2月ではありませんが、3月初週に4月の日経平均銘柄入れ替えの発表予定。
2月中は予想をしたトレードが盛り上がりそうですね、ソシオネクストが一番注目されているようです。