今週の予定
12月18日(月):
日銀政策委員会・金融政策決定会合(1日目)
独・IFO企業景況感指数(12月)
12月19日(火):
日銀政策委員会・金融政策決定会合(2日目)、植田日銀総裁が会見、
欧・ユーロ圏CPI(11月)
米・住宅着工件数(11月)
12月20日(水):
貿易収支(11月)、訪日外客数(11月)、
米・中古住宅販売件数(11月)、消費者信頼感指数(12月)、20年債入札
12月21日(木):
米・GDP確定値(7-9月)、フィラデルフィア連銀製造業景況指数(12月)、景気先行指数(11月)
12月22日(金):
日・消費者物価コア指数(CPI)(11月)、日銀政策委員会・金融政策決定会合議事要旨(10月30・31日分)、
米・耐久財受注(11月)、個人消費支出(PCE)価格コア指数(11月)、ミシガン大学消費者態度指数(12月)
マーケットの注目材料
■先週のマーケット
■今週のマーケット
本日の投資日記
米国相場
先週の米国株は大幅高。
国内最後のビックイベントFOMC利上げ据え置きは予想通り。
パウエル議長のハト派発言がクリスマスプレゼントとなり、ダウが史上最高値を更新するなど堅調な展開に。
年内最後の需給イベントであるクアドルプル・ウィッチングやナスダック100・S&P500の銘柄入れ替えも波乱無し。
今週の米国株は経済指標などあるが、クリスマス休暇もありエネルギーは低そうだ。
主要指数は過熱感を抱えたまま、先週もFOMCを糧に一段高している。
投資家の楽観度合いも高い中、クリスマスラリー、年末高と上昇が続くだろうか。
テクニカルな調整はともかく、ファンダメンタルズを揺るがす大きな材料は見えてないように思える。
FRBの関係者の発言もタカ派を示したところで、、、という感じである。
日本相場
先週の米国はパウエル議長ハト派発言で強く上昇する中、円高が重荷となって日経TOPIXはついていくことができなかった。
前の週に日銀総裁の「チャレンジング」発言で円高になり、そこから更に141円を割れるところまで円高進行。
FOMC翌日は自動車メーカーなどが一斉に売られ、投資家心理は悪化した。
終値では33,000円台に戻せず、週間で25日線などが明確な上値抵抗となった。
前週末比では662円高も、雰囲気は良くない。
今週は月火と日銀の金融政策決定会合が行われる。
ここでの決定内容を見極めるとともに、為替の変動が大きな材料となるだろう。
政策変更がなくても来年に向けての「地ならし」発言などあれば、それこそ単語1つで過剰反応する可能性がある。
今週に既に悪い材料まで織り込み済みという話も、悪い話題も悪材料出尽くしという見方もある。
しかし油断は禁物だろう。
米国のクリスマスラリーが発生したとして、ついていけるかどうか。
米国の株高要因である金利低下は日本の円高要因であり、輸出企業を中心に株価押し下げ要因となる。
米国指数が市場最高値更新や年初来高値をつけ、SOX指数なども堅調だが円高が上値を抑えている。
米株の上昇が続くなら下値は堅いはず。
年初来高値は33,753円(7/3)。
せめて年内だけでもと「掉尾の一振」ノリで800円ぐらい埋めるパワープレイができれば、雰囲気よく年内を終えることはできそうだ。
欧米はクリスマスが年末よりもバケーション感強いのだが、日本は今週クリスマスを終えてからの年末ムードが「休み」という雰囲気を強く醸す。
毎年この時期に普段は会社のトイレでトレードをしている人々が、落ち着いて相場に参加してくるといわれる。
新興株相場に特有の派手な動きがあったりするので、年内最後の盛り上がりがあるかもしれない。
「現行NISA使い切りの買い」「年内の損出し終了」「新NISA期待上げ」「掉尾の一振」など、年末特有要因を糧に大きく上げて年内を終えてほしい。
その他
政治資金問題はまだ解決していないかもしれず、予断を許さないだろう。
というか支持率がまだ下がるとかあるのだろうか。
岸田さん自身はもう「クソ眼鏡」呼ばわりの時点で見放されているわけだが、自民党という党自身が嫌われている感もある。
しかし野党が小粒で本当に助かっている。
ここにきてもすべてを任せたい野党が単独でいないし、全部集まったらもっと嫌がられるだろう。
政治に金銭が必要な以上、「政治とカネ」問題はこれからも発生し続けるだろう。
今回の件は法律違反なのでやってしまった議員については、どうもフォローしようがない。
派閥が無くなろうが、どんな大物議員の政治生命が絶たれようが経過を見守る以外にない。
先週の日本株の個別株決算についての感想
グッドコムアセット
警戒されていた割に良い内容だったと思うんだけど、翌日上昇もその次の日には売られてしまった。
所詮期づれの数字だとも割れているのか、溜まった買いが上値を抑えているのか。
個人的には配当を信じて買ってはいるけど、業績修正するリスクも感じていたりする。
ギフト、丸千代山岡家
ラーメンはシンプルに強いと思う。
みんなやめられないし、ラーメン食べられないほど食費削らないだろう。
笑美面
事業内容的に追い風が吹いている印象。
名前しか知らなかったけど詳しく調べてみたい。
Macbee Planet、ビジョナル
相変わらず強い。
出てくる数字が本当に良い。
クイック
今期配当18円増。
特化型人材派遣だが、コロナ明けても堅調に業績を伸ばしていけそう。
去年までに比べれば12月のIPO数は少ないのだが、地合いは良くは無い。
毎日上がるか下がるか出たとこ勝負みたいなので、初値とその後の値動きは運に左右されてしまうと思う。
真に評価される企業なら中長期では市場に評価されていくだろう。
介護報酬の財源は利用者が払う原則1割の自己負担を除き、40歳以上の個人と企業が拠出する保険料と、税金で半分ずつをまかなう。国の予算ベースの介護費用は23年度に13.8兆円で、1.59%増えると2200億円弱の費用増になる。
大幅な増額となった背景には介護事業者の厳しい経営状況がある。厚労省の調査では介護サービスの22年度の利益率は平均2.4%で前の年度から0.4ポイント低下した。物価高や人件費の上昇などが響き、特別養護老人ホーム(特養)は初めて赤字に転じた。
22年度は就労者は前年より1.6%減少しており、純減は初めてだという。
3年に一度の改定だが、サービスの担い手も不足していては3年後は崩壊寸前まで業界が追いやられている可能性もある。
消費者から目に見えて崩壊しているように見えれば、保険料増や増税も通りやすくなるだろう。