米国市場概況
2023年9月18日
主要3指数は横ばい。引けにかけて上げ幅を縮めた。前週末に大きな下落があったが、反発が見られなかった。
翌日からのFOMCを前にポジションを傾けにくい状況で、株、債券、ドルと変動幅も限られている。
原油と金は上昇した。
今週は米英日の中銀ウィーク。
今回のFOMCでは政策金利の据え置きがほぼ確実視されているが、今後の金利見通しやパウエル議長の会見が注目されている。
全米自動車労組(UAW)のストライキが始まる。結果としての賃上げや、期間の長期化、他の工場への拡大などに繋がらないか動向が注目されている。
相場へのコメント
今週は米国、英国、日本で中央銀行の金融政策決定会合が集中する「中銀ウィーク」。
最初の米国FOMCがもっとも注目され、株、債券、為替とポジションを動かしにくい状況となっている。
米主要3指数は変動幅も少なく、引けに上げ幅を縮めてなんとかプラス圏で着地。
先週の金曜日に大幅下落したことを思うと、自律反発としても弱すぎる状態。
FOMCを通過するまで今後の展開は見えてこないだろう。
原油相場はこの日も上昇している。
利益確定売りも出ているようだが、需給の引き締まった状態が続くとの見方が根強い。
9月の米住宅市場指数は45に低下し、好不況の境目の50を下回った。
市場予想にも届かず、他の住宅関連指標も同様に悪化傾向が出てくるかに注目が集まる。
15日に全米自動車労組(UAW)のストライキが始まっており、自動車大手3社の一部工場で稼働が停止している。
現在のストの「長期化」や「他の工場への拡大」が起きると、米国の経済統計にも影響が懸念されるとの声がある。
結果として賃上げが通った場合も、インフレ懸念が高まる可能性がある。