ぽろの投資日記【相場コメント】

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2023年6月2日【日本市場】日経平均は大幅続伸 債務上限引き上げは上院を通過で後場からリスクオン 月末月初の荒波を乗り越え米国の雇用統計反応待ち

寄り前

 

champoro.hatenablog.com

 

 

前場

 

 

後場

 

 

大引け

 

  • 日経平均は大幅続伸で376円高の31,524円で年初来高値を更新
  • 5/30のバブル崩壊後の高値(31,328円)を更新
  • 東証プライム市場の上昇銘柄数1,662、下落銘柄数141
  • 出来高は13億4,221万株、売買代金は3.52兆円
  • ドル円円高方向も株式指数には悪影響なし
  • 軟調のアジア市場は香港などで大幅反発が見られた

 

  • 前日の米国は6月FOMCで利上げスキップ観測で上昇
  • その流れ受けて上昇スタートし、昼休みには債務上限引き上げの上院通過の報道が流れ後場に一層値を上げる
  • 事前予想では週末で雇用統計の様子見も指摘されていた
  • 半導体株には利益確定の動きが出るも、ほかの幅広い銘柄が上昇して売りが波及する展開は無かった
  • 6月は配当の再投資が約8兆規模で控えている

 

コメント

 

現物引け後に先物が強含んでいる。

今週は月末売りと月初の経済指標に加えて債務上限問題もあり、不安が残る週だったが日本市場は前月の堅調さを維持したといっても良いだろう。

米国では債務上限問題に片が付き、FRB高官が利上げ見送りを示唆し始めて焦点の利上げ動向も不安が後退した。

月末に利益確定売りが入った後に、週末まで堅調な値動きを示したことは前月までの良い流れが途絶えていないことを意味している。

 

来週は週末にMSQがあり指数がまた乱高下する場面があるかもしれない。

1か月前に日経平均の現在の水準を予想していた人はほとんどいなかったのではないか。

相場がいかに予測が難しいか、予想をあてるゲームと捉えていては勝てる人はほとんどいないだろう。

日々の値動きによって柔軟に変化ができるかが大事だろう。

 

 

本日の米国市場見通し

経済指標では21:30の5月雇用統計に注目。

今日が終わればFRBはブラックアウト期間になりFOMCまで発言がない。

今週に入りFRB高官から利上げを見送る発言が相次いでいる。

債務上限問題も片付いたと見られる今、最大の焦点となる6月FOMCでのFRBの対応だが、利上げ見送りがコンセンサスとなるか。

 

債務上限問題に関しては残るは大統領署名のみで、もう波乱はないだろう。

今回のゴタゴタで米国債が格付け変更される可能性はあるかもしれないが、それに賭けて投資行動は取れない。

 

雇用統計も債務上限もオープン前には情報が出そろっている材料なので、場中の値動きが何を材料にどうなるのか。

来週からFRB高官の発言もない中で米国投資家のセンチメントを読み解いていきたい。