交渉の節目G7で認識は一致せず
昨日に書きました上記記事。
G7での日米関税交渉合意はやはり見送りとなりました。
石破首相は会談のなかで米国への投資を拡大する方針などを伝え、日米双方が利益を得る関係が重要だと働きかけた。日本企業の米国内での生産拡大など米経済への貢献を提示したもようだ。
日本が世界最大の対米投資国であることや、現地で雇用を創出していることを訴えたものの、トランプ氏からは自動車などの関税引き下げの言質を得られなかった。
さらに、交渉の進展についての手応えを問われたのに対し「交渉は最後の一瞬までわからない。どこまで進展したかは最後の最後まで申し上げるべきものではない。互いの国益が実現するかどうかであり、わが国にとって例えば自動車は本当に大きな国益だ。国益を守り抜くために最善の努力を重ねるということに尽きる」と述べました。
日本政府は交渉過程での進捗を教えてくれないので、「あと一歩」なのか状況が不明のまま7月9日の交渉期限を迎えそうです。
7月9日の交渉期限に向けて各国の動きは
トランプ大統領は今回のG7で「貿易を巡る合意はたくさんある」とのことですが、英国に続いてG7の関係国の中から合意を発表する国が出てくるのでしょうか。
交渉もさせてもらえない国からすれば、G7関係国は機会があるだけ恵まれているのでしょうが、成果がでないで期限を迎えれば交渉機会も活かせなかったことになります。
昨日の米国株価は3指数が反発しており、その上昇要因にはG7サミットでの関税交渉の進展も好材料とされたようでしたが…
早々と撤退のトランプ氏、そして短い時間でも爆弾発言
そしてトランプ氏はG7初日に多忙な為切り上げて帰国へ
短い時間でも持論を展開しておりました。切り上げなかったら、もっと爆弾発言出ていたかも。
関税の面では機会損失だけど、この早々とした帰国の方が混乱がなくて良かったのかもしれませんね。
トランプ米大統領は16日、ロシアを主要8カ国(G8)から除外したのは間違いだったとしたほか、中国が主要7カ国(G7)に加わっても構わないとの認識を示した。16日にカナダで開幕したG7首脳会議(G7サミット)出席中に発言した。