個人投資家 ぽろ 相場日記

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【週間見通し】20日にエヌビディア決算 株価反応、指数への影響、上下した場合の持続性に注目 2024年11月17日

先週の振り返り

marutopeke.com

今週の見通し

概況

先週は日米ともに反落となった。トリプルレッドが確定したが、マーケットを刺激したトランプ・ラリーは一服した。新政権の人事が明らかになるにつれ、不安やリスクを織り込む動きが見られた。

また、パウエル議長の「利下げを急ぐ環境にない」という発言はFRB金融政策の転換を思わせる発言。12月の利下げ見込み確率が下がっており、来年以降の利下げ回数も限られそうな雰囲気となっている。金曜には10年債利回りが一時4.5%に達する場面もあった。これが瞬間的なものなのか、上げ基調が続くのか。今週も金利動向には注意が必要だろう。

ここから年末に向けては例年通りであれば株高の季節。先週は一服となったマーケットも再び上げ基調に戻ることができるだろうか。今週も続落すると季節性を超えた何かを不安視する見方も増えてきそうな気も。

https://charts.equityclock.com/sp-500-index-seasonal-chart

https://charts.equityclock.com/nikkei-225-index-seasonal-chart

注目の経済スケジュール

18日 G20サミット

19日 米10月住宅着工件数、米10月建設許可件数

20日 中国最優遇貸出金利、英10月CPI、エヌビディア決算

21日 米11月フィラデルフィア連銀景況感指数

   米10月コンファレンスボード景気先行指数、米10月中古住宅販売件数

22日 日本10月CPI、11月ユーロ圏PMI、米11月PMI

kabutan.jp

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■米国:トランプ次期政権の不安、FRBタカ派、エヌビディア決算

トランプラリーが一服している。短期的な過熱感が冷めてきたのと、人事で対中強硬派や、ワクチン懐疑派、政治的に無名な人物の登用など物議を醸しているのも原因だろう。Fear&Greed Indexは週末にニュートラル水準になっており、投資家心理は強気にも弱気にも振れやすい状況にあるようだ。

FRBのタカ派発言にも注意したい。先週はパウエル議長のタカ派的なコメントが出たこと、FRB要人発言でも利下げに積極的なトーンは薄くなってきている。

しかし、そういったマクロ経済への材料とは別に今週最もインパクトのある材料はエヌビディア決算だろう。時価総額が世界首位の銘柄で祭りが起きるのか。上げた場合/下げた場合の全体地合いへの波及が気になるところ。これまでの決算とは違いNYダウに採用されているので、指数に与えるインパクトはより大きくなるだろう。

www.nikkei.com

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■日本:材料薄のなか米株次第か、ドル円動向も不透明

先週末の日経先物は現物終値より600円程度下落している。週明けは大きく売られてスタートしそうだ。下値目途と見られていた200日線付近の38,500円付近も一気に割り込む。早急に200日線上に戻すことができるか注目される。

9月の自民党総裁選から10月の衆議院選挙、日米中銀会合、11月に入って米大統領選、そして企業の決算集中を終えてようやく大きなイベントの無いマーケットが帰ってくる。

今週の1番の材料は20日のエヌビディア決算か。米国の半導体株の動きが日本にも波及し、日経平均に大きく影響を与えるだろう。下げた場合に買いが入るか、上げたとしても持続性や他の業種への波及効果があるか。

エヌビディアの決算以外では先週の決算を受けたアナリストレポートでの株価の再評価、ドル円動向などが材料となるだろう。ドル円は160円に近づくほどに為替介入の憶測を呼ぶだろう。G20開催中や米国の次期財務長官が決まらないうちは日本政府も為替介入に動きにくいという見方もあるようだ。先週は156円台の円安になっても株高に繋がっていないが、円高になればもっと上昇が難しくなると思われる。22日には日本で10月CPIの発表があり、日銀の12月の利上げ有無を判断する材料になるだろう。

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