個人投資家 ぽろ 相場日記

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11/5大統領選 結果判明に数日か 11/6-7FOMC 0.25%利下げ見込み 今週から東証の取引時間30分延長 週間見通し 2024年11月4日

先週の振り返り

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今週の見通し

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■米国

11/5大統領選 現行優位のトランプ氏VSハリス氏 議会選挙も重要

今週の世界の最大の注目点は米大統領選挙の結果となるだろう。現在は激戦州でトランプ氏が優位との観測からトランプ氏勝利と見られている。

大規模減税や関税引き上げなどを公約に掲げているトランプ氏の勝利は、株式市場には恩恵と考えられている。しかしインフレ再燃や財政悪化が懸念されているので、米長期金利上昇の織り込みも。金利高やドル高は株式には減速要因となるので、総合でどう反応するかは不明。

ハリス氏が勝利する可能性もある。そうなると現状織り込んでいるトランプトレードの巻き戻し発生か。ハリス氏が勝利しても現在のバイデン政権の継続と見られ、サプライズ的な動きは乏しいと見られている。財政拡張的な主張をしているため米金利上昇はハリス氏でも起こるとの指摘もある。

どちらが大統領になるかと並んで重要なのが、米議会選挙の結果だろう。上下両院とも大統領所属の政党になると、主張している政策の実行確度が上がる。トランプ氏の場合は減税や規制緩和、移民対策が一気に進むとの思惑が出るだろう。インフレが意識され、エネルギー株などの上昇も起きるか。上下院のどちらかが大統領と政党が異なる場合は、ねじれ議会となり政策実現度が低下する。現在のトランプトレードを織り込んでいた市場に逆回転が発生するかもしれない。

結果判明が週末になる可能性も

2020年の大統領選挙は11/3が投票日で結果判明が現地時間の7日。郵便投票の集計に時間がかかり、再集計などで週内には結果が出ない可能性も。

大統領選の結果判明までは、激戦州を制するというトランプトレードが続くか。週末に結果が判明した場合には材料を織り込むのが翌週となる。

大統領選の翌日からFOMC

6-7日にはFOMCで0.25%の利下げが決まる予定。パウエルFRB議長が米国の景況感や大統領選後の米経済の見通しをどう表現するかに関心が高いだろう。12月の利下げに関する明確な発言があれば、大きな相場変動材料となりそうだ。

選挙結果などでマーケットが混乱している場合は、議長の言葉に過剰反応する可能性もある。次回12月会合での金利据え置きが表明されるなら、利下げ期待低下で株式には逆風か。

■日本

月曜祝日で4日立会い

今週は月曜が振替休日で休場のため4日立会いとなる。週末の雇用統計を受けて日経先物は38,600円で取引を終えた。4日の日本市場は休場なので4日の米国次第で週明けの株価水準が決まる。金曜の現物終値(38,053円)からは上振れる可能性が高いか。ドル円も152円98銭と円安で週の取引を終えている。

5日の大統領選や6~7日のFOMCの反応に振り回される展開

今週の日本市場は5日の米大統領選、6~7日のFOMCに振り回される展開となるだろう。大統領選結果は進捗報道が最初に出るのが6日の東京市場となりそう。最終結果判明まで何日かかるかは不明だが、日本時間に決定すれば世界で最初にインパクトを受ける可能性がある。

最初のインパクトで受けた株や債券への反応が米国での受け止めと異なる場合は、無駄な上下動に振り回される展開か。選挙結果が週末になった場合は翌週の月曜寄り付きに世界の投資資金を受け止めることになるだろう。

FOMCでは今回0.25%の利下げが織り込まれている。12月の利下げ姿勢や今後の方針が明らかになれば米金利の変動が起き、ドル円に影響が出てくるだろう。ドル高円安は日経TOPIXの押し上げ要因、しかし米金利高は株には圧力となる。米株が下げてしまうと円安を喜んで日本株だけ上昇は難しいだろう。ドル円に無反応になり米株安に連れ安する展開が考えられる。

今週の950社程度の企業決算が相場を支えるか

今週は個別企業の決算が集中する。全企業が悪い決算を出したら下げるしかないが、米株材料で指数に下げ圧力が発生したしても、個別決算で下げを緩和させられる可能性はある。

大統領結果が判明せずに政局の不透明感が強い中では、明確な材料が出る決算反応に市場の反応が大きくなるかもしれない。

東証は取引時間を5日から30分延長

5日から東証の取引時間が30分延長される。注文可能時間は3時25分までという新しい制度は投資家には新鮮に映るだろう。今週は950社程度の決算を予定しており8日には500社超の決算、適時開示や決算資料、決算説明が発生する。それらの出てくる時間が15時だと、今週からは引け後ではなく場中発表となる。30分延長で株価の乱高下が大きくなる企業が出てくるかもしれない。

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