先週の株式相場
日米ともに週初に強い売りが見られて、マーケットが混乱したが一時的な売りは収まった。
米国は前週の木曜の経済指標悪化と雇用統計で景気後退懸念が高まったが、下値では買いが入った。
日本の株価も持ち直したことから週間では前週並の水準に戻した。
週明け5日に日本でパニック売りが発生し、日経が史上最大の下げ幅(‐4,451円)を記録した。
翌日6日には買い戻しから日経が史上最大の上げ幅(+3,217円)を記録。
7日に日銀の内田副総裁からハト派コメント(前週の日銀会合のスタンス否定)が出て、下値不安は収まったか。
ドル円は147円台から141円台までの円高が見られ、前週に続いで大きな値幅が出た。
146円台半ばで終えている。
8/5を中心とした流れは下記3枚の図表にまとめてみた。
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今週の株式市場
日米ともに株式、為替、金利が落ち着く水準を探している。
前週のボラティリティが大きく、極端な動きには警戒が必要だろう。
米国株は経済指標や個別企業決算での景気動向に注目が集まりそうだ。
経済指標では
13日PPI、14日CPI、15日小売売上高
個別企業決算では
15日のウォルマートの業績や見通しに注目
インフレ動向が長らく注視されてきたが、景気後退懸念が下落のトリガーになった事から実体経済(雇用、小売売上高、景況感)の数値への反応も大きくなるだろう。
CMEフェドウォッチでは9月FOMCでの利下げ幅が0.5%と0.25%で拮抗している状態。
FRBが緊急利下げといった見方は後退しているが、サプライズの経済指標があると再度噴出しかねない。
日本は月曜が祝日で4日立会い。
今週は平日扱いではあるが世間的にお盆休み。
出来高などは少なくなる傾向がありそうだ。
先週は日経TOPIXとドル円が見事に連動していた。
今週は米国経済指標(米金利変動)のドル円変動に警戒したい。
先週パニック売りがあっただけに、材料に対して敏感になっているだろう。
この週で決算はほぼ出そろうため、マクロ経済を注目する流れが強まっていきそうだ。
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