米国株相場
先週
週間ではダウ平均が0.75%高と4週続伸
ナスダックが2.08%安でS&P500が0.83%安と2週続落
小型株のラッセル2000は3.47%高と大幅に3週続伸
21日にバイデン大統領が選挙戦から撤退を表明。
予想されたシナリオではあったが、次期民主党の代表者などを巡って先行き不透明感が流れた。
週内に現職のハリス副大統領が民主党の公認候補の流れが確認され、落ち着きを取りもどした。
しかし前週までトランプ氏優位を織り込んでいたのが、ハリス氏勝利の予想も目立ったことで株式市場はリスクオフの雰囲気も漂った。
今週
週半ばのFOMCに注目が集まる。
金利は据え置きの予想だが、9月利下げについてのヒントが出るかどうか。
経済イベント・経済指標は
31日:ADP雇用統計、FOMC政策金利発表、パウエル議長会見
1日 :米国7月ISM製造業景況感指数、イングランド銀行が政策金利発表
2日 :7月雇用統計
企業決算はハイテク企業が注目される。
7月30日にMicrosoft、AMD
7月31日にメタ、クアルコム、アーム
8月1日にApple、amazon、Intel
経済指標、経済イベントともに盛りだくさんの週となる。
今年は年始からハイテク株中心に強気の株価形成をしてきたが、今は踊り場なのか下げ転換しているのか。
今後の相場の方向性を占う週となる可能性を秘めた材料が沢山ある週となる。
日本株相場
先週
先週の日経平均終値は37,667円、前週末比2,396円と大幅続落。
日経平均は21年以来3年ぶりの8日続落となっている。
軟調なハイテク株と円高の同時進行が継続し、週間を通して下げ続けた。
25日には1日として今年最大の下げ幅を記録し、加重平均のPERは15倍台へ。
この週は米国株もハイテク株安が続いた。
週初に米国でバイデン大統領が今年の選挙戦から撤退した。
ハリス副大統領が次の民主党の公認候補となりそうだ。
前週までトランプ氏優位との見方が反転したことも株式市場の変動率を高めた、
翌週に日米の中銀会合を控えて、様子見姿勢も。
日本は特に為替に関する思惑でドル円が円高を織り込む場面が目立った。
政府要人の金融政策修正を希望する発言もあり、日銀が今月サプライズ的に利上げをする見方も増えている。
企業決算でニデックは好スタートを切ったが、軟調な地合いもあり上昇分は利食いに押されて週を終えた。
今週の【早わかり株式市況】続急落、米株安と円高の逆風受け波乱展開 | 市況 - 株探ニュース
今週
経済イベントでは米国のFOMCと日銀の中銀会合に注目が集まる。
FOMCは金利据え置きが予想されている。
主要な国内経済イベント・経済指標
31日(水):日銀会合で政策金利発表、植田総裁会見
主要な海外経済イベント・経済指標
31日:ADP雇用統計、FOMC政策金利発表、パウエル議長会見
1日 :米国7月ISM製造業景況感指数、イングランド銀行が政策金利発表
2日 :7月雇用統計
日銀会合については「国債買入の減額の詳細」と「追加利上げ」が焦点だ。
メディアにより「追加利上げが確定的」と報じているところもあるが。決してそんなことは無いだろう。
日銀からメッセージが発せられたわけでもない段階で、何も分からないのが現状。
決め打ちするだけの材料が無い段階にあることを強く意識するべきだろう。
先週にドル円は151円台まで円高ドル安が加速した。
今週から日本企業の決算が本格化するが、為替の押し上げ要因を期待する声は出てこない雰囲気となっている。
個別企業では海外ではハイテク株が週中に集中。
中銀イベントと併せて相場の材料となるだろう。
日本の企業決算も本格化する。
来週の決算発表予定 日立、トヨタ、三菱UFJなど (7月29日~8月2日) | 市況 - 株探ニュース
日経平均は7/11に42,224円の史上最高値を付けてから4,500円ほどの急落。
7月頭に急激に上げた後に急激に下げて、結局6月の39,000円が壁と思っていた水準に帰ってきた。
ただその時と背景とが違っているのは、「円高の進行」と「ハイテク株が崩れた」こと。
日経TOPIX上昇にはこのシナリオが反転するか、別の上昇要因が明確に見える必要がある。
今週に日銀会合が終わり、企業決算も始まれば反転は望めなくても底打ちの可能性はあると思っている。
8月は欧米の投資家の休みも目立ちそうで、決算通過以降の夏枯れムードか。
だが、しばらく低調な商いで相場から関心が引いた方が結果的には上がりやすくなるかもしれない。
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